Culture Club "Karma Chameleon"
名盤と言われている。
カルチャークラブの”カーマカメレオン”という歌。
"I 'm a man without conviction 僕は信念のない男
I'm a man who does n't know 僕は知らないんだ
how to sell a contradiction" 矛盾を相手に呑み込ませるコツを
you come and go you come and go キミは行ったり来たり 落ち着かない
3行目は、ネイティブにも意味不明なのだという。
sell a contradiction「矛盾を売る」という英語の言いかたはなく、
たんに前のconviction(確信)と
韻を踏むことばを探しただけだろうという。
しかしここは、詩がわかる人には、意味が推察できる。
まったく無意味な歌詞というのはない。
言葉遊びのように、おかしな言い回しで言い表そうとしたのだ。
「矛盾する何かを売りつける」
ここで場面は、自分の浮気がばれそうな時に言い逃れをする
ということなのだから、
何が言いたいかなんとなくわかる。
矛盾した言い訳を相手に呑ませる、という
ことなのだ。
これが正解だと推量する。
日本でも現代詩だと、訳のわからない言い方は
たまに出てくる。
タイトルの”Karma Camereon”は
カメレオンという動物に、仏教の「業」をあらわすカルマ
ということばを合わせたかにみえるが、
そこは日本好きのジョージ、
日本語のゲイ、「おかま」とかけていることは
間違いない。
サビが
「カーマカマカマカマカマカメーレーオーン」
というのだから。
イギリス人にとり、日本で売れるのは、当時かなりの
収入になったはずだ。