Culture Club "Karma Chameleon"

名盤と言われている。

カラー・バイ・ナンバーズ

カラー・バイ・ナンバーズ

 

 

カルチャークラブの”カーマカメレオン”という歌。

 

"I 'm a man without conviction 僕は信念のない男 

I'm a man who does n't know 僕は知らないんだ

how to sell a contradiction" 矛盾を相手に呑み込ませるコツを

you  come and go you come and go キミは行ったり来たり 落ち着かない

 

3行目は、ネイティブにも意味不明なのだという。

sell a contradiction「矛盾を売る」という英語の言いかたはなく、

たんに前のconviction(確信)と

韻を踏むことばを探しただけだろうという。

しかしここは、詩がわかる人には、意味が推察できる。

まったく無意味な歌詞というのはない。

言葉遊びのように、おかしな言い回しで言い表そうとしたのだ。

Karma Chameleon

Karma Chameleon

「矛盾する何かを売りつける」

ここで場面は、自分の浮気がばれそうな時に言い逃れをする

ということなのだから、

何が言いたいかなんとなくわかる。

矛盾した言い訳を相手に呑ませる、という

ことなのだ。

これが正解だと推量する。

 

日本でも現代詩だと、訳のわからない言い方は

たまに出てくる。

 

タイトルの”Karma Camereon”は

カメレオンという動物に、仏教の「業」をあらわすカルマ

ということばを合わせたかにみえるが、

そこは日本好きのジョージ、

日本語のゲイ、「おかま」とかけていることは

間違いない。

サビが

「カーマカマカマカマカマカメーレーオーン」

というのだから。

イギリス人にとり、日本で売れるのは、当時かなりの

収入になったはずだ。

 

Human League "Human"

メインの歌詞解説ブログ、リリックソニックのほうが暗いテーマを扱っているので、

明るい事をたまに書いてバランスをとることにしました。

昨日のベストヒットUSA忘れていて最後を見たが、AC・DCだった。

見たくない(笑)。

冒頭はヒューマンリーグだったらしい。どの曲かな。


The Human League - The Lebanon (Video)


The Human League - Open Your Heart

”Human”、”Fascination”などヒット曲があるが、私の評価はたかくなかった。

ただ、少し特徴的な響きがあり、80ブリティッシュっぽくはある。

レバノン”という曲があり、何を歌っているか調べてみた。

 

彼は戦争中だと思い出した

私は夢を見ているんじゃないのか

そして誰が勝ったというのだろう

レバノンから兵士が去ったとき

 

うーむ、さすがイギリス人だね。

軽いポップバンドの音で、歌詞は硬派。

”ヒューマン”とかも、案外いい歌詞かもしれないね。というわけで見てみた。

 

Come on baby, dry your eyes ねえキミ、もう悲しまないで
Wipe your tears 涙を拭いて
Never like to see you cry 泣くのは見たくない
Won't you please forgive me どうか許してほしい

I wouldn't ever try to hurt you 傷つけるつもりはなかった
I just needed someone to hold me 誰でもいいから抱きしめてほしかったから 
To fill the void while you were gone 君が行ってしまった心の空白を
To fill this space of emptiness そのからっぽの世界を埋めたかっただけなんだ

I'm only human 僕だってただの人間
Of flesh and blood I'm made 肉と血でできているんだ
Human 人間さ
Born to make mistakes あやまちを起こすものさ

(英語: fill the void 心の空白を満たすという言い方は、英語もまったく同じと分かった。 dry your eyes なくのをやめて は目を乾かすと言う。 flesh and blood 肉と血 生身の人間、それをこう言うのは、解剖医学っぽい。) 

 

おもったより平凡だった。

まあ代表曲、ヒューマンというグループ名にも含まれる強い一語に、いろいろ思いをこめたって事か。

 

Human

Human

  • provided courtesy of iTunes

 

 

曲が社会派なのはイギリスではふつうのことで、スタイルカウンシルも

歌詞は左翼、労働者の階級(前身がJAM)。このあたりが面白い。

 

政府はこわれシステムは落ちる

壁が崩れ落ちてゆく

 

この壁は、移民を防ぐ壁でなく、労働者階級と上流階級の間の壁だ

イギリスはものすごい階級差がある。

ベストセラー作家ブレイディみか子はPILファンだ。

 

 

セックスピストルズのジョンライドンがつくったバンドだ。

ロックは劣位階級が意見を言う道具なのだ。